1. 美容外科は他院への転職と開業とどちらを選ぶべきか

美容外科は他院への転職と開業とどちらを選ぶべきか

転職するか・独立開業するか

美容外科医が新たに活躍の場を移そうとしたとき、その度に、転職するのか、それとも開業するのかの岐路に立たされることになるでしょう。

独立し自分の美容クリニックを持つ意義が見出せない医師は、転職し他院で雇われながら働き続けるしか選択肢がないかもしれませんが、せっかく美容外科医になったのであれば独立開業を目指そうと、そう考える人が多くなるのも、この分野の医師によく見られる特徴です。

他の分野や領域と比較すれば独立しやすく、しかもうまくいけば他の診療科目の医師とは比べものにならないほどの収入を得ることができるわけですから、独り立ちに大きな魅力を感じるのは必然でしょう。

開業のメリット・デメリット

どちらを選択するにしても、メリットとデメリットが付きまといます。
開業するとなれば資金が必要になりますが、美容系クリニックの場合にはその他の診療科目と比べてもこれがかなり高め。
主に、美容施術に必要な機器が高価であることが理由です。

また、内装や外装なども他の診療科目より気を遣う必要があり、それによっても開業資金が多くなる傾向があります。
5000万円程度は用意しなければなりませんが、立地や規模、診療内容によっては7000万円から8000万円ほど必要になってくるでしょう。

それだけお金をかけても成功するとは限りません。
成功したときのリターンは大きいものがありますが、競争率も激しいことから、すべての医師がうまく利益を上げられる保証はないのです。

リスクもありますが、うまく軌道に乗せることができれば、他の医師もうらやむほどのキャリアを積み上げることができるでしょう。
一定の信頼を得ることで、あとは口コミで患者さんを獲得でき、他の医師を雇う余裕が出てくれば、自らは経営や運営に力を注ぐだけでも十分な収入を得ることができます。
他の診療科目では成功したとしてもここまでスムーズに運ぶ事は難しいですが、美容外科ではそれができてしまうのです。

他院へ転職のメリット・デメリット

他院へ転職することのメリットは、お金がかからないこと。
蓄えもそのままに借金もすることなく、自らの腕を振るう場を探すことができます。

ただ、雇われる身としての収入には限界があり、成功した開業医と比較したとき、場合によっては数倍もの差が出てくるでしょう。
それでも、経営のことも気にすることなく、与えられた仕事をこなすだけで2000万円以上の年収を得られる可能性があるわけですから、他者と過剰に比較をしなければ、ただの転職であっても恵まれたキャリアを手に入れることができるはずです。

結局は、「自分がどうしたいか」、これを突き詰めて答えを出すしかありません。
それと同時に、「自分には何があるのか」にも目を向けるようにしましょう。

スキルがなければ開業はできませんし、経営能力がない医師が自分のクリニックを持つこともリスクが高すぎます。
自らのことを多角的に見定めながら、方向性を決めなければいけません。